ORDERMADE COLUMN
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〜徳島の信頼できる工務店を目指して〜
2022.10.25 update.
#新築住宅
ガルバリウムの家の人気の秘密は?メリット・デメリット・実際住んでいる感想も紹介します!
近年人気のあるガルバリウムの家。シンプルでスタイリッシュな外観はとても印象的で、誰もが一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
ガルバリウム住宅が人気の背景には、見た目から溢れ出る高級感が強く評価され、デザイン住宅を設計する建築会社などが続々と採用していることにあります。
本記事では、ガルバリウムの素材やガルバリウム住宅のメリット・デメリットについて解説していきます。
実際にガルバリウム住宅に住んでいる人に、なぜガルバリウムを選んだのか、住んでみてどうかなどの感想も紹介しますので、ガルバリウムの家づくりを検討されている人はぜひ参考にしてみてください。
ガルバリウムとは?
ガルバリウムは、1972年にアメリカで開発されたアルミニウムと亜鉛を合わせた合金めっき鋼板です。正確には「ガルバリウム鋼板」と呼ばれております。
ガルバリウムの割合は、日本工業規格(JIS)において、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%と規定されています。
ガルバリウムは建材として住宅や店舗・工場などさまざまな建築物に使用され、とくに住宅では外壁や屋根などに使用されます。
金属でありながらも軽量であり、錆びにくいことはもちろん、シャープなデザインとカラーリングで注目されている建材の一つです。
住宅建築に使われる外壁・屋根の素材の種類
ガルバリウムのほかに、住宅建築で使用される外壁・屋根の素材について紹介します。
【外壁】
外壁の素材は、大きく分けて4つです。
①窯業サイディング
②モルタル外壁
③金属サイディング
④ALC外壁
それぞれの外壁の概要や特徴について一つずつ解説していきます。
①窯業系サイディング
窯業系サイディングは板状の外壁材であり、セメント80%・繊維質20%・増量材で作られています。
近年の日本住宅の外壁の約8割が窯業系サイディングとも言われているほど、広く人気を得ている外壁材です。
レンガ調やタイル調、ボーダーといったデザイン性も豊富にあり、カラーバリエーションにも優れているため理想の家づくりがしやすくなります。
また、コストパフォーマンスが高く、防火性に優れていることも一つの特徴です。
②モルタル外壁
モルタル外壁は、「ラス」と言われる網状の金物などの上から、水・細骨材・セメントを調合したモルタルを左官で塗り、その上から塗装仕上げしたものです。
サイディングが普及する前までは、日本の住宅の大半がモルタル外壁でした。モルタルの最大の特徴は、デザイン性がよいことです。
波線を入れたり、くり抜いたりなど自由なデザインを作りあげることができるので、理想の家づくりが可能です。
モルタル外壁は耐久性に優れており、メンテナンスの目安期間は10年ほどとなります。
③金属サイディング
金属サイディングは、表面はスチール板・裏面は断熱材を入れたサイディングです。ガルバリウム鋼板も金属サイディングの部類に入ります。
金属サイディングは断熱性が高く、耐凍害性に優れているため豪雪地帯にもおすすめです。
④ALC外壁
ALC外壁は、Autoclaved Light weight aerated Concreteの略で、軽量気泡コンクリートと呼ばれています。
主な原材料は珪石・セメント・生石灰石などで、内部に気泡を含んだ模様が特徴です。
厳しい耐火試験をクリアし、国土交通省大臣から認定を受けた耐火構造部材でもあり、住宅のほかにも商業施設やビルなどの建築にも使用されています。
【屋根材】
次に、屋根材の種類について見ていきましょう。
屋根材の種類は以下の4つに分けられます。
①粘土瓦
②セメント瓦
③ストレート瓦
④金属系
以下に、各屋根材の概要や耐久性について詳しく見ていきましょう。
①粘土瓦:耐用年数 50~100年
【特徴】
・粘土を使って焼き上げた屋根材
・釉薬瓦と無薬瓦がある
・重圧な印象の和瓦とスタイリッシュでカラフルな洋瓦がある
②セメント瓦:耐用年数 20~25年
【特徴】
・セメント成分に繊維質を混ぜてできた薄い屋根板
・「コロニアル」「カラーベスト」が主な商品名
・現在の住宅の屋根材の定番
・雪下ろしができないため豪雪地帯には適さない
③ストレート瓦:耐用年数 30年
【特徴】
・セメントと砂を原材料とした屋根瓦
・プレスセメント瓦・コンクリート瓦とも言われる
・近年の住宅ではあまり見かけることがない
・塗装してさらに耐久性を上げることができる
④金属系:耐用年数 10~30年
【特徴】
・ガルバリウム鋼板やトタン(亜鉛メッキ鋼板)
・軽量で耐震性がある
・塩害地帯では耐久性が変わるので注意が必要
屋根材においては、フラット35に設計検査を受けた新築戸建て住宅を対象とした住宅仕様実態調査にて、平成29年にはガルバリウム鋼板がストレート瓦を抜きトップシェアとなりました。家づくりにおいて、ガルバリウム鋼板がいかに注目されているかがよく分かる結果です。
ガルバリウムの家のメリット・デメリット
さまざまな外壁や屋根材の種類があるなかで、なぜガルバリウム住宅が人気なのかメリット・デメリットについて詳しく説明します。
【メリット】
まずはガルバリウムの家のメリットを見ていきましょう。
1.金属なのにサビに強くメンテナンスがラク
ガルバリウムは金属ですが、アルミニウムの長期耐久性と亜鉛の持つ防腐作用のバランスがよいため、サビに強く長期に渡って使用できます。
外壁の汚れは水圧の低いシャワーホースなどで水をかけたり、薄めた中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく擦ればすぐに汚れが落ちるため、メンテナンスがとても簡単です。いつでも綺麗な家を保つことができます。
2.耐久性が高い
ガルバリウムの耐用年数は25年~35年ほどと言われています。耐久性が高いとメンテナンス費用も抑えることができます。
しかし、ここで注意したいのは土地柄です。耐久性が高いのは、あくまでも田園都市などの場合であり、潮風が流れる塩害地域では耐久性がおおよそ15年と違いがありますので住む土地の環境にも十分気をつけましょう。
3.軽量で耐震性に優れる
ガルバリウム鋼板は2~3mmほどの薄い板で作られています。
そのためとても軽量であり、耐震性に優れています。耐震性が高いと地震がきた時の建物の揺れ具合や建材の負担を最小限に抑えることができます。
4.スタイリッシュでおしゃれな外観
ガルバリウム住宅はシンプルな作りでデザイン性が高いため、おしゃれな家を建てたい人に人気があります。
外壁の色もブラックやネイビー・モスグリーンといったダーク系が多いほか、白やシルバーの明暗のコントラストや木目調を合わせて楽しんだりと自分好みのデザインを求めることができます。
【デメリット】
続いて、ガルバリウムの家のデメリットを見ていきましょう。
1.傷やへこみに弱く、取り扱いが難しい
ガルバリウムの特徴として気をつけたいことは、素材そのものが割れることはありませんが傷やへこみにとても弱いことです。
そのため、取り扱っている工務店やメーカーが決まっていることもありますので、ガルバリウム住宅を検討している人は一度身近のホームメーカーや工務店が取り扱っているか確認することをおすすめします。
庭でお子さんがボール遊びをする、あるいは今後する予定がある家庭、住宅の敷地内に自転車やバイクを停めるといった場合には注意が必要です。
ボールや自転車が外壁に当たり、傷やへこみからサビにつながる可能性が大いにあります。そのままにしておくと雨漏りなどのトラブルを起こし、中の建材まで痛めてしまうこともありますので生活スタイルをよく考えてから検討しましょう。
2.初期コストがかかる
ガルバリウムは窯業サイディングやコロニアルよりも割高なため、他の素材よりも施工費が多くかかります。
とはいえ、初期コストはかかりますが耐久性が高いため、長く考えればメンテナンス費用が他よりもかからないと言えます。
3.錆びないとはいえ錆びることもある
メリットで錆びにくいといいましたが、ガルバリウムは金属に変わりないので錆びることもあります。とくに塩害地帯では潮風の影響で田園地帯よりもメンテナンスが必要となり、耐久性も低くなってしまいます。
へこみや傷などが原因で錆び始めることもありますが、工場地帯や線路の近くなど、鉄粉が風で舞ってガルバリウムに付着し、そこから錆びはじめる「もらい錆び」もありますので、立地をよく考えましょう。
ガルバリウムを選んだ人の特徴と感想
ガルバリウムの家を選んだ人の特徴は「シンプルな外観を望む人」「メンテナンスが気になる人」が多くいました。
それでは、実際にガルバリウム住宅に住んでいる人の感想を見てみましょう。
「シンプルでかっこいい」
ガルバリウムの家は、住宅街で何棟も見つけるほど浸透していないため個性的で人とは違う家づくりをしたい人にはピッタリです。
シックな色合いもガルバリウムならではの良さであり、シャープで無駄な作りのないガルバリウムの家はシンプルなのに存在感があってとてもかっこよく見えます。オシャレ好きでデザインにこだわる人が多い徳島県民にとって、デザイン住宅に合うガルバリウムの家はピッタリと言えるでしょう。
「メンテナンスが楽なので助かる」
ガルバリウムの家は、なんといっても耐久性があるのでこまめなメンテナンスをしなくて済むことです。
外壁が汚れても、水洗いで落ちてしまうのでお手入れも簡単。綺麗な外壁を長く保つことができます。
「耐震性が高いから地震が来ても安心」
ガルバリウムは軽量で耐震性に優れているので、万が一大きな地震がきても外壁が崩れ落ちたりすることなく、安心に過ごせます。
日本は地震が多い国なので、少しでも地震による住宅のリスクを減らしたい人にはおすすめです。特に南海地震の危険性も指摘されている徳島では、ガルバリウムのような耐久性の高い素材で家づくりをされると安心できるとおっしゃる方が多いようです。
ガルバリウムはおしゃれで住みやすい人気の住宅
ガルバリウムは金属でできた外壁素材です。住宅のみならず、建築現場や商業施設、リフォームなど幅広く用いられています。
(ヤマジホームでも外壁はガルバリウムを標準仕様に採用しております。)
人とは違った個性的かつおしゃれな家に住みたいと考えている人は、ガルバリウムを使った家づくりを検討してみてはいかがでしょうか。
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