注文住宅でお悩みのことはありませんか。
「外壁の素材について悩んでいる」、「漆喰について知りたい」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、漆喰とは何か、また漆喰のメリットデメリットについて徳島県の建築業者が解説します。
□漆喰(しっくい)とは?
外壁に使用される素材の一つとして漆喰(しっくい)というものがあります。
主成分は水酸化カルシウムであり、二酸化炭素を吸収しながら硬化していくのが特徴です。
これは、昔の城や土蔵、接着剤や壁の上塗りなどに使用されていました。
漆喰の壁は、石灰岩と同じなので、安全性は高いです。
□メリット
*遮熱性
漆喰には光を反射する効果があり、夏場は家の中まで熱を伝えないといった遮熱性があります。
外気の熱を遮断することで夏は快適に過ごせて光熱費も抑えられます。
*耐震性
この素材は一般的な外壁素材に比べて軽いです。
地震の時、建物が軽い方が地震の影響を受けにくくなるため、漆喰が使用されている家は耐震性が高いと言えます。
*自浄作用
上記では漆喰の壁は太陽光を反射すると説明しました。
その作用に加えて、この壁は太陽光を反射するだけでなく、反射して汚れを分解することもできます。
そのため、台風などによって外壁が汚れてしまっても、自浄作用によってきれいな外壁に戻ります。
また、この外壁には繋目がないので、コーキングの打ち替えや塗替えが必要ありません。
余計な費用を抑えることができます。
*抗菌作用
漆喰は強アルカリ性です。
また、主成分の消石灰にはカビやダニ、細菌などの発生、増殖を抑えるといった抗菌作用があります。
*耐火性
これはほとんど無機の不燃性の素材であるため、耐火性に優れています。
漆喰が昔の城や土蔵に使用されていた理由は、火に強かったからです。
□デメリット
*キズに弱い
漆喰の外壁はひっかくとキズがつきやすいです。
*臭い
塗りたての時は臭いが気になることがあります。
しかし、乾燥が進むにつれて臭いは無くなるので心配はいりません。
*施工時間や費用がかかる
漆喰は乾燥に時間をかけないといけないため、施工時間が長くなることがあります。
また、仕上げ作業では熟練の技術が必要であるため、施工費用が高くなる可能性もあります。
□まとめ
上記で挙げたように、漆喰にはメリットもデメリットも存在します。
しかし、デメリットが少なくなる対策を行えば、メリットは非常に多いので、外壁素材でお悩みの方は、一度漆喰を検討してみてはいかがでしょうか。
当社では、お客様のニーズに合わせた注文住宅のご依頼をお受けしています。
何かお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。