「注文住宅の話でフラット35というものをよく聞くのだけれども、良いものなのかな?」
注文住宅をはじめとする新築やリフォームにおいて住宅ローンの話はよく出てきますが、その中でもフラット35は固定金利型の代表格としてしばしば登場します。
このフラット35にはどのようなメリットとデメリットがあるのかということについて今回はご紹介いたします。
□フラット35のメリット
固定金利であるフラット35は最長35年にわたって借入時の金利を採用するという特徴があります。
金利は一般的に変動するものですが、固定化されていることによって月々の支払いが一定になるのです。
金利によって支払額が増えないということは突然家計を圧迫して生活が苦しくなるというリスクがないということとも言えます。
家計のプランが立てやすいという点では大きな安心につながることでしょう。
また、返済期間が20年以下に設定すると金利が低くなったり、省エネや耐震に関する性能を備えた住宅に対して金利が固定値から0.6パーセント引き下げられたりするといったプランも存在しています。
借入時のメリットとしてはやはり勤務による審査が厳しくないということでしょう。
年収による返済上限から借入金が制限されることはあるかもしれませんが、申し込みに関しては仕事や勤務年数による制約は少ないです。
そして、返済時にかかる繰り上げ返済の手数料が無料ですので、積極的に返済していく際には助かる制度と言えるでしょう。
□フラット35のデメリット
フラット35のデメリットとしてはまず建物の基準が厳しいということになります。
床面積としては戸建て住宅ですと70平方メートル以上必要となり、耐久性や断熱性にも基準がありますので、ご自身のお宅が満たしているかはあらかじめ確かめておきましょう。
融資を受ける際には適合証明書の取り付けが定められており、これにも費用や手間がかかります。
また、借入ができるのは住宅の新築限定です。
諸費用に関しては自己資金で賄う必要がありますので、ある程度の用意はしなければなりません。
そして、これは固定金利ならではの性質でもありますが、変動金利よりも少し高い数値であることが多いです。
仮に途中で金利が下がったとしても返済額が減ることはありませんので、最終的に支払う金額は変動の場合によりも増えるかもしれません。
□最後に
今回は、固定金利で有名なフラット35についてそのメリットとデメリットについてご紹介いたしました。
メリットとデメリットを中立に判断し、ご自身の返済プランをご検討ください。
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