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2016.06.13 update.

#日々のブログ

現在と5年後どっちが建て時?

こんにちは。午前中は梅雨らしく天気が不安定でしたが、今は晴れてきましたねこの時期は天気が読みづらくて洗濯物が困りますね

先日、金融機関が主催する住宅ローンについての勉強会に参加して来ました。そこでおもしろかったのが、地域によって選択する金利タイプに違いが出ていることです。

金利タイプと言っても大きく分けると固定金利か変動金利ですが、固定金利の中には期間選択型の固定金利もあります。

因みに四国は固定金利(期間選択型含む)を選択される方が8割を超えているようです。全国的に見ても徳島は堅実な県民性なので少なからず影響しているのではないでしょうか。

住宅ローンというのは家を建てる方のほとんどが組まれますが、月々の返済額であったり、支払い総額を少しでも抑えたいと誰もが考えることだと思います。

そこでまず考えるのが、「自己資金」(頭金)をできるだけ多く出して、借入額を減らそう!と考えますよね。

雑誌なんかでも家づくりの総額の2割は自己資金で出しましょうと書いていたりします。しかし、それが誰にでも当てはまることでしょうか?

今すぐに自己資金として家づくりの総額の2割を出せる(出しても不測の事態に対しての蓄えがある)ならいいですが、誰もがそうではないはずです。

総額の2割に固執してしまうと人によってスピードは違いますが、どんどん時間が経過してしまいます。その時間の経過とともに変わるのが住宅ローンの金利です。将来の金利については誰も予測することはできませんので、現在よりも下がっているかもしれませんが、一つの例として現在と5年後を比較して金利が0.5%上昇していたらという例で試算してみたいと思います。

●フラット35の2016年6月金利 35年返済で家づくりの総額が3000万円の場合

①現在(借り入れ額:2700万円)

自己資金:300万円 金利:1.1% 月々の返済額:77,481円 返済総額:32,542,020円 自己資金を合わせた支払い総額:35,542,020円

②5年後(借り入れ額:2200万円 金利:+0.5%)

自己資金:800万円 金利:1.6% 月々の返済額:68,443円 返済総額:28,746,060円 自己資金を合わせた支払い総額:36,746,060円

月々の返済額で比較すると-9,038円となっていますが、自己資金を合わせた支払い総額で比較すると+1,204,040円となります。

月々の支払額だけをみると頑張った甲斐があるように思うのですが、支払い総額を見ると大きく増えていることが分かります。

あくまでも金利が0.5%上昇したらという例で試算しましたので、5年後も現状と同じ金利か下がっているかもしれませんので、一つの参考にしていただけたらと思います。

これからお家づくりを進められる方は、工務店の営業担当と住宅ローンについてご相談をされることと思います。しっかり話を聞いて、無理のない返済計画を立ててくださいね。