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〜徳島の信頼できる工務店を目指して〜

2025.04.15 update.

#新築住宅

#高気密高断熱

UA値とは?住宅の断熱性能を解説!【徳島の工務店が解説】

住宅の快適性を左右する指標として、「UA値」という言葉を耳にしたことはありますか?UA値は、家の断熱性能を数値化したもので、この値が低いほど外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい住環境を実現できます。

近年、省エネ住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)への関心が高まる中、UA値の理解はますます重要になっています。そこで今回は、UA値の基礎知識や計算方法、住宅の断熱性能を向上させるポイントを詳しく解説します。快適な住まいづくりを目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

UA値とは?計算方法と基準を徹底解説!住宅の性能を数値で把握しよう

UA値とは、住宅の断熱性能を示す重要な指標です。この値が低いほど、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を実現できます。ここでは、UA値の基本概念や計算方法、住宅の性能を高めるためのポイントを解説します。

UA値とは?熱貫流率との関係をわかりやすく解説

UA値とは、住宅の断熱性能を数値化したもので、家全体からどれだけ熱が逃げるかを示す指標です。「外皮平均熱貫流率」とも呼ばれ、外壁、屋根、窓などの建物の外皮を通じて、室内の熱がどの程度外へ逃げるかを計算した値になります。

このUA値が低いほど、外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現できます。そのため、省エネ性能を評価する重要な指標とされ、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や省エネ基準においても重視されています。

 

UA値と密接に関係するのが「熱貫流率(U値)」です。U値は建材ごとの断熱性能を表し、窓や壁などの素材ごとに測定されます。一方、UA値はこれらのU値を基に、建物全体の平均的な断熱性能を算出したものです。つまり、UA値を改善するには、断熱材の選定や窓の性能向上が重要になります。

 

 

UA値の計算方法!住宅の断熱性能を数値で把握する方法

UA値(外皮平均熱貫流率)は、住宅全体の断熱性能を示す指標で、次の公式で計算されます。

 

UA値(W/㎡K)= 建物全体の外皮から逃げる熱量 ÷ 外皮の面積

 

ここで「外皮」とは、壁、屋根、床、窓など、建物の外側に接する部分を指します。たとえば、外皮から逃げる熱量が500W、外皮面積が100㎡の場合、UA値は 5.0W/㎡K となります。

 

徳島の気候に適したUA値の目安として、一般的な住宅では 0.87W/㎡K以下 が推奨されています。

さらに省エネ性能を高めるなら、 HEAT20 G2グレード(0.46W/㎡K以下) 以上を目指すと、より快適な住環境を実現できます。

※ヤマジホームでは、断熱等級6,7の家を建てることができます!

断熱性能と耐震性能

UA値の基準を知ろう!省エネ基準・ZEH・HEAT20とは?

UA値は住宅の断熱性能を評価する重要な指標です。特に、省エネ性能の高い住宅を目指す場合は、ZEH基準 や HEAT20のグレード を参考にすることが推奨されます。

ZEHでは、住宅のUA値を0.6W/㎡K以下 に抑えることが求められます。これは、エネルギー消費を抑えつつ、再生可能エネルギーを活用することで、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロ にすることを目的とした基準です。

 

さらに高い断熱性能を求める場合、HEAT20の基準が参考になります。

HEAT20は、住宅の快適性を高めることを目的とした断熱基準で、以下の3つのグレードがあります。

  • G1グレード:UA値 0.56W/㎡K以下(一般的な省エネ住宅より高性能)
  • G2グレード:UA値 0.46W/㎡K以下(より快適な住環境を実現)
  • G3グレード:UA値 0.26W/㎡K以下(最先端の高断熱住宅)

ZEH基準やHEAT20のグレードを理解し、適切な断熱仕様を選ぶことで、省エネ性能が高く快適な住まいを実現できます。

 

断熱のメリット・デメリットとは?家の快適性とコストを考える

断熱性能を高めると、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を実現できます。しかし、初期費用や施工の精度が求められる点も考慮が必要です。ここからは、断熱のメリットとデメリットを整理し、快適な家づくりに役立つ情報をお届けします。

 

断熱性能を高めることで得られるメリットとは?

住宅の断熱性能を向上させることで、冬は暖かく、夏は涼しい 快適な住環境を実現できます。外気の影響を受けにくくなるため、エアコンの使用頻度が減り、光熱費の節約につながります。特に寒暖差の大きい地域 では、断熱性能を高めることで冷暖房の負担を大幅に軽減できるでしょう。

 

くしゃみのイラスト(男性)

また、断熱性の高い住宅には健康面でのメリットもあります。室内の温度変化が少なくなることで、ヒートショックのリスクを抑え、高齢者や子どもにも安心な住環境を実現できるでしょう。さらに、結露が発生しにくくなることで、カビやダニの繁殖を防ぎ、アレルギーなどの健康被害を軽減できます。

 

断熱のデメリット?初期費用や施工の注意点とは

住宅の断熱性能を向上させることは、快適な住環境を実現するうえで重要ですが、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

まず、初期費用が高くなる点が挙げられます。高性能な断熱材を使用すると建築コストが上がるため、予算に余裕を持つことが求められます。ただし、光熱費の削減効果が期待できる ため、一般的には10~15年程度で元を取れるとされています。長期的に見れば、コスト面でもメリットがあるといえるでしょう。

また、施工が不適切だと、隙間から熱が逃げたり、結露が発生しやすくなったりする可能性があります。特に、断熱材の充填不足や気密処理の甘さは、断熱性能を大きく損なう原因になります。そのため、施工実績が豊富で信頼できる工務店を選ぶことが重要です。事前に施工事例を確認し、断熱に関する知識が十分にある業者を選ぶことで、効果的な断熱を実現できます。

 

 

日本と海外の住宅の違い!なぜ日本の家は寒いのか?

日本の住宅は、冬に寒さを感じやすいといわれます。一方、海外の家は暖かく快適に過ごせることが多いのはなぜでしょうか。ここでは、日本と海外の住宅の断熱性能の違いに着目し、日本の家が寒い理由を解説します。

海外の家はなぜ暖かい?断熱性能が高い理由を解説

海外、特に欧米の住宅は、日本と比べて断熱性能が格段に高いことが特徴です。その理由の一つが、UA値の基準の違いにあります。

欧米ではUA値0.3W/㎡K以下が一般的ですが、日本の省エネ基準では地域によって0.87~0.46W/㎡K程度 と、依然として差があります。特に寒冷地では、高性能な断熱材を使用し、三重ガラス(トリプルガラス)の窓が標準仕様となっています。さらに、気密性を高める施工技術も発達しており、外気の影響を最小限に抑える工夫がされています。

 

こうした高断熱・高気密の住宅設計により、欧米の家はエアコンに頼らなくても快適に過ごせる住環境が実現されています。

日本の家はなぜ寒い?昔の家と現在の住宅の違い

日本の住宅は、かつて「夏を快適に過ごす」ことを優先して設計されていました。風通しの良さを重視し、障子やふすまを活用することで空気の流れを確保する一方、冬の寒さ対策は十分とはいえませんでした。断熱材の概念がほとんどなく、暖房はこたつや火鉢といった局所的なもので補っていたのです。

一方、近年の住宅は省エネ基準の向上により、断熱性能が大幅に改善されています。高性能な断熱材の使用や、二重ガラス・樹脂サッシの普及によって、室内の暖かさを維持しやすくなりました。特にUA値という指標が重視され、家全体の断熱性を数値化することで、より快適な住まいづくりが可能になっています。

 

徳島の気候に適した断熱性能とは?

四国に位置する徳島は温暖な気候と思われがちですが、冬の冷え込みが厳しく、朝晩の気温差が大きい日も少なくありません。特に山間部では氷点下まで冷え込むこともあり、断熱性能の高い住宅づくりが求められます。そのため、最低気温を考慮しながら外気の影響を抑えられるUA値の設定と適切な断熱材の選定が重要になります。

 

また、徳島は年間を通して湿度が高い傾向があるため、湿気対策も欠かせません。断熱性能を高めるだけでなく、調湿機能を備えた建材や適切な換気システムを導入することで、結露やカビの発生を防ぎ、快適な住環境を維持できます。特に、高気密・高断熱の住宅では、適切な換気計画を立てることで、断熱と調湿のバランスを保つことができます。

徳島の気候に適した家づくりをするには、断熱性と調湿性の両立が重要です。これにより、一年を通して快適な住環境を実現できます。

 

 

断熱等級4・5・6・7の違いやおすすめの等級、高断熱の家を建てる際の注意点などを解説! | SUUMOお役立ち情報

参照:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/dannetsutokyu/

 

UA値をクリアする最高の家づくり!断熱性能を高める仕様とポイント

UA値をクリアするためには、適切な断熱材の選定や窓の性能向上が欠かせません。快適で省エネな住まいを実現するために、断熱仕様のポイントを押さえて家づくりを進めましょう。ここからは、UA値を向上させる具体的な方法を解説します。

UA値を改善するための家づくりのポイント

UA値を改善し、快適な住環境を実現するには、断熱材の選定と窓・サッシの工夫が重要になります。

まず、高性能な断熱材を使用することで、熱の逃げを抑えられます。おすすめの断熱材として、発泡ウレタン、グラスウール、セルロースファイバーなどが挙げられます。特に、発泡ウレタンは気密性が高く、断熱性能を大幅に向上させるため、効果的な選択肢となるでしょう。

また、窓は建物の中で最も熱の出入りが多い部分です。そのため、Low-E複層ガラスやトリプルガラスを採用すると、断熱性が向上します。さらに、サッシにはアルミ樹脂複合や樹脂製のものを選べば、熱伝導を抑えられ、より断熱性能を高めることができます。

 

これらの工夫を取り入れることで、UA値を低く抑え、省エネで快適な住まいを実現できるでしょう。

工務店が提案する断熱性能の高い施工方法とは?

住宅の断熱性能を高めるために、主に「外張り断熱」 と「充填断熱」の2つの工法が採用されています。それぞれに特徴があり、住宅の構造や地域の気候に応じた適切な選択が重要になります。

まず外張り断熱とは、建物全体を外側から断熱材で覆う方法で、断熱性が均一になりやすく、熱橋(ヒートブリッジ)の発生を抑えやすいというメリットがあります。さらに、結露対策にも優れている ため、特に寒冷地や高断熱住宅に適しています。

 

対して充填断熱とは、柱や壁の間に断熱材を詰める方法で、コストを抑えながら断熱性能を向上させることができます。ただし、施工の精度によっては断熱のムラが生じることがあるため、気密性の確保 が重要なポイントとなります。

 

また、気密性(C値)と断熱性能(UA値)はセットで考えるべき要素です。C値が低いほど隙間が少なく、外気の影響を受けにくくなるため、断熱効果がより発揮されます。特に、外張り断熱と気密シートの併用により、高気密・高断熱な住宅を実現できるでしょう。

工務店では、地域の気候に適した断熱工法を提案し、快適で省エネ性の高い住環境を提供しています。住宅の断熱性能を向上させる際には、工法の特性と気密性の確保を意識した施工計画を立てることが大切です。

 

 

まとめ;UA値を理解して快適な家を建てよう!

UA値を理解することで、冬は暖かく夏は涼しい快適な住まいを実現できます。適切な断熱仕様を取り入れれば、光熱費の削減にもつながり、省エネ効果も期待できるでしょう。理想の家づくりに向けて、UA値を意識した住宅設計を検討してみませんか?

UA値を意識した家づくりで快適な暮らしを実現

UA値を意識した家づくりを行うことで、一年を通して快適な住環境を実現できます。断熱性能の高い住宅は外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい空間を維持しやすいです。また、冷暖房の使用を抑えられるため、省エネ効果が高まり、光熱費の削減にもつながります。

さらに、適切な断熱仕様を取り入れることで結露やカビの発生を防ぎ、健康的な暮らしをサポートできます。快適で長く住み続けられる家を目指すなら、UA値に注目した住宅設計が欠かせません。

ご相談はヤマジホームへ!

家づくりは、一生に一度の大きな決断です。「どんな間取りが理想的か」「断熱性能を高めるにはどうすればよいか」「予算内で満足できる家が建てられるか」など、不安や疑問を抱えていませんか?ヤマジホームでは、徳島で培った豊富な経験を活かし、お客様一人ひとりに最適な住まいづくりをご提案します。

私たちは「家づくりを楽しく、自由に」をモットーに、機能性とデザインを兼ね備えたオーダーメイド住宅をご提供しています。完全自由設計から、コストバランスを考慮したセミオーダーまで、理想の住まいを実現するお手伝いをいたします。

 

また、UA値をはじめとする住宅性能の向上にも力を入れ、快適で省エネな住環境を実現するための最新技術を積極的に採用しています。さらに、耐震性能やアフターメンテナンスにもこだわり、長く安心して暮らせる住まいをご提案することが可能です。

 

家づくりについてのご相談は、ぜひヤマジホームへ。専門スタッフが親身になってサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。