ORDERMADE COLUMN
オーダーメイド住宅で理想の住まいに
〜徳島の信頼できる工務店を目指して〜
2024.04.06 update.
#新築住宅
【徳島でオシャレな平屋を建てるには?】|デザイン平屋住宅の外観、間取りのポイントをご紹介!
徳島県の豊かな自然を満喫しながら、オシャレな平屋でのんびり過ごすライフスタイルは、県内在住の方だけでなく、県外からの移住者にもおすすめです。四国山地を挟んで北部は瀬戸内気候、南部は太平洋気候に大別される特徴的な環境を考慮しながら、オシャレな平屋住宅のデザインを追求してきました。
オシャレの価値観は人それぞれですが、自分だけの理想の平屋を実現してもらうために、必要な情報の発信、相談会などを定期的に行っています。
今回は、オシャレな平屋住宅にするために、外観や間取りをどうすればよいのか、メリットやデメリットも伝えながら、重要なポイントについて解説します。
【目次】
【おしゃれな平屋のメリット】
2階建てが多い中にあって、おしゃれなデザインの平屋は、その独特な存在感と物珍しさが魅力です。
おしゃれな平屋は、今風に言えば「ばえる(映える)」対象になりやすく、「かわいい」「秘密基地のようだ」という声もあります。
また、ミニマリストや機能性を重視する層が関心を示し、住宅ニーズの変化もあって、ここ最近は特に関心の高まりを感じています。
実際に、国土交通省の建築着工統計調査(※1)を参照すると、徳島県内において昨年は、過去10年で最も多くの木造新築平屋住宅が着工していました。
出典:国土交通省の建築着工統計調査 注)単位は戸
年 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 |
戸数 | 510 | 456 | 439 | 381 | 381 | 336 | 302 | 262 | 229 | 215 |
その一方で”平屋”と聞くと、「狭そう」「古臭いのでは?」という昔ながらの平屋住宅を連想させてしまう面も否めません。
そこで本章では、おしゃれな平屋の特徴、家づくりにおけるメリット・デメリットについてお伝えすることにします。
おしゃれな平屋の特徴
まず、おしゃれな平屋の最大の特徴は、すっきりとしたシンプルな外観で、洗練された印象を与えられる点です。
また、床面積を広く取れるため、間取りは自由設計が可能となり、開放感あふれる生活空間を実現できます。
基本的に階段を必要としないため、その分を収納等に充てることもできますし、なによりバリアフリーが容易です。
省エネ住宅への適性もあり、ZEH(※2)であれば光熱費削減が期待できますし、高断熱と間取りによって夏は涼しく、冬は暖かい環境を造り出すことができます。
おしゃれな家づくりにおける平屋のメリット
平屋のメリットは、
- ワンフロアで完結できるので老後など将来的に暮らしやすい
- 勾配天井など天井を高くしやすいので、より広く体感できる
という点が挙げられます。
柱や壁をできるだけ無くすことで広々とした印象を与えますし、動線の観点からも障害物が少なくなるため、
- 必要な場所への移動が容易
- 高齢者や子どもにやさしい
ことから、年を取っても安全に暮らすことが可能です。
天井を高く取れば、立体的な解放感も創り出せます。
空気の流れを考慮することが前提ですが、自然光をたっぷりと取り入れたい場合は
壁の高い位置に窓を設置できますし、建築基準が許す範囲内ならロフト付きも実現できます。
平屋住宅の自由度の高さは、2階建てには引けを取りません。
おしゃれな家づくりにおける平屋のデメリット
平屋住宅では、開口部の設計と建物の高さが、問題になることがあります。
まず、オシャレと同時に住み良い家にするためには、
光や風の流れを考えた家の開口部の設計を重視しなければならず、難易度が高いことが挙げられます。
例えば、開口部を大きくすると自然光は入りやすいですが、
外部からの視線も入りやすくなり、プライバシー確保のために、カーテンやブラインドで長時間隠すということにもなりかねません。
また、平屋は水害などの時に、2階に逃げる選択肢がなく、土地選びではハザードマップ(※2)を参照し、できるだけ天災リスクを抱えないエリアが望ましいです。もしくは、事前に家族でどこに避難するかを決めておくということも大切です。
【オシャレな平屋の家づくりのポイント】
オシャレな平屋が欲しい場合は、
- 外観(意匠性)
- 間取り
- 内装
の3点をポイントとして挙げます。
平屋に限らず、あらゆる一戸建て住宅に共通することでは?と捉えられるかもしれませんが、
2階建てとは別物であり、平屋専門の工務店や設計事務所が存在するほど経験値が重要です。
ゆえに、オシャレな平屋の家づくりで押さえるポイントを、少し詳しくお伝えすることにします。
オシャレな平屋の外観とは
オシャレな平屋を目指すなら、シンプルながらも存在感のある、意匠性の高いデザインが実現可能です。
とは言え、
- 特徴が付けづらい
- オシャレな外観にはセンスがいる
ということから、平屋に不慣れなハウスメーカーも存在します。
屋根の形状ひとつとっても、
- 寄棟(よせむね)
- 切妻(きりづま:への字形)
- 陸屋根(ろくやね:わずかな勾配のほぼ平らな屋根)
- 片流れ(かたながれ)
というオーソドックスな種類がありますが、与える印象が全く異なります。
ゆえに実用性も加味しながら、どの形にするかを判断できる、ちゃんとした設計士のいるハウスメーカーとの相談がおすすめです。
オシャレな平屋の間取りの特徴
リビングダイニングを中心に置くと、家族のコミュニティスペースとしての役割と機能を持たせやすくなります。
ただ、中心を中庭(ライトコート)のあるロの字の間取りにすると、少し事情が異なってきます。
ロの字の間取りは自然光を取り入れやすく、放射冷却を利用して夏を涼しく快適に過ごせるという機能的な特徴が魅力的です。
しかし立地、平屋の形状、気候などの条件次第では、放射冷却が効きすぎて寒くなるリスクもあります。
詳細は割愛しますが、コの字の間取りであれば、安定した自然な温調機能を引き出しやすいことが多いです。
ロの字やコの字の間取りについては、相談会でご希望をお聞かせください。
オシャレな平屋の内装の特徴
内装においても、オシャレな平屋にするには、いくつかのポイントがあります。
- モダン(シンプル、ナチュラル)
- アメリカン(洋風)
- 和風
特に、この3つをベースにしたデザインが人気です。
シンプルモダンやナチュラルモダンは、高級感や豊かさを表現しやすく、夫婦2人暮らしから、子どものいるファミリーまで、幅広い層で支持されています。
リゾート気分をマイホームに持ち込みたいなら、アメリカンなテイストでまとめると満足度は高まります。
和風は和モダンとも表現されることがありますが、渋くてシックな内装で落ち着きたいならば、このコンセプトでまとめるとよいです。
【オシャレな平屋を検討する際のポイント】
ここまで、オシャレな平屋の特徴、メリット、デメリットをお伝えしましたが、具体的な検討段階に入る場合は、
- 基本設計
- 収納
- 予算
- 災害リスク対策
について、優先的にハウスメーカーと相談する機会を設けて欲しいところです。
オシャレな平屋に限らず住宅建築では、この4点をきっちりと最初に押さえることで、その後のプロセスをスムーズに進めることができます。
その一方で、具体的に何を検討して、どのように相談すればよいのかわからない、という声もありますので、ひとつずつポイントをお伝えします。
採光や風通しなどの基本設計は十分か
平屋という建物の特性上、採光と風通しの基本設計については、特に問題になりやすい項目です。
まず採光に関しては、窓の位置や大きさ、配置によって、自然光を室内に取り込める量が大きく変わります。
自然光は、明るく開放感のある空間を造り出し、暖房効果も期待できることから、慎重に設計することが求められます。
風通しの良し悪しは、自然光と同様に窓の位置、空気の流れの想定が重要です。
外気を循環させることによって過度な室温の上昇を防ぎますし、湿度を適正に保つことでカビの発生を防ぐことにも繋がるため、維持管理の面でも安易な設計はできません。
収納や暮らしやすさは考えられているか
限られたスペースで、モノをあふれさせない収納量を確保するには、さまざまな方法がありますが、同時に管理のしやすさも求められます。
例えばウォークインクローゼットを、複数の出入り口からアプローチできるようにすると、季節ごとの入れ替えが楽です。
また食器、書籍、趣味やスポーツ用品などは、一部を扉のないオープンな収納にすることで、インテリアとして馴染ませる方法もあります。
収納は工夫次第で暮らしやすさを左右するスペースですが、収納以外でも重要視したいのは通信量とコンセントで、どちらも不足すると困ることになります。
十分に配置や数を検討してください。
予算は適正か
平屋は高くなりやすい、そのような意見はよく耳にします。
オシャレな平屋は、さらに高額なのではと想像するかもしれませんが、まず、どの程度の予算が必要なのかを知ることが先決です。
初期費用(土地と建物、その他)とランニングコスト(税、メンテ費用、住宅ローンほか)を洗いざらい算出すると、より具体性が高まります。
予算の適正を見極めるには、同条件で複数のハウスメーカーで相見積もりすることが王道かのように言われますが、金額の優劣しか比較できません。
建築知識に不安を持つなら、建築士や平屋の設計に実績のあるハウスメーカーに、セカンドオピニオンを依頼する方法もあります。
地震対策や住宅性能は十分か
平屋は、シンプルな構造であれば耐震性に優れ、屋根も軽量であるほど揺れの軽減も可能です。
とは言え、地震や津波の対策は欠かせず、ハザードマップ(※3)でリスクを参照した上で、耐震設計を前提にプランニングします。
耐震性だけでなく、断熱性、耐久性、維持管理、さらには防犯、防音に至るまで住宅性能を高める努力が必要です。
特に省エネに関しては、2030年度以降の新築住宅は全て、「ZEH水準」とすることを政府は目標にしています。(※2)
地震や津波の対策、住宅性能に関しては、わかりやすい説明、納得いくまで質問できるといった、頼れるハウスメーカーを見つけることもポイントと言えます。
【オシャレな平屋を検討する方へ】
オシャレな平屋には、想像以上に多くの魅力が詰まっています。
それらの魅力を最大限に引き立てるためには、計画段階からしっかりとした検討が必要です。
どのようなライフスタイルを送りたいのか、どのようなテイストの内装にしたいのか、どのような空間が理想なのか、といった点を明確にすることが求められます。
また、オシャレな平屋の実現には、実績のあるプロのアドバイスは欠かせません。
住んでから満足する平屋造りを希望される方は、お気軽にご相談ください。
平屋相談会の予約はこちらから
参照
※1.建築物着工統計|国土交通省
「用途別(大分類)、地上の階数別、構造別(新築工事)/建築物の数、床面積、敷地面積」
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600120&tstat=000001016965&cycle=7&tclass1val=0
※2.ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について - 省エネ住宅 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index03.html
※3.市町村のハザードマップ|徳島県立防災センター
https://www.pref.tokushima.lg.jp/bousai-center/workOn/dangerousPlace/citiesHazardMap/
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