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2024.02.06 update.

#新築住宅

【徳島で省エネ住宅に関心のある方】工務店が解説する省エネ住宅とは?

省エネ住宅は、国のエネルギー政策の一環として普及を進めていますが、具体的な基準を知らない方もたくさんいます。

今回は省エネ住宅について詳しく触れるとともに、お得に省エネ住宅を建てられるお金の話について詳しく解説していきます。

後半は、特に徳島県で省エネ住宅を建てたい方や関心のある方へ向けたポイントを紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

 

自家発電のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

<省エネ住宅とは>

省エネ住宅とは、冷暖房などのエアコンや照明など、家庭で使用するエネルギー消費量を抑えるために電気の使用量を減らして快適に過ごせる家をさします。

省エネ住宅の性能や基準について詳しく見ていきましょう。

 

省エネ住宅とは何を指す?

省エネ住宅とは、『冷暖房等の電気のエネルギー消費を抑えられる住宅』のことです。

日本では、家庭のエネルギー消費量の約30%が冷暖房の消費エネルギーと言われています。

 

しかし、省エネ住宅は、エネルギー消費を抑えるだけが特徴ではありません。

その他の特徴については以下に表にまとめました。

①快適さ真冬や真夏でも少ない冷暖房エネルギーで快適な気温を保てる
②経済的創エネルギーを利用して水光熱費が節約できる
③健康的結露やカビ・ダニの発生を防げる

ヒートショックのストレスが少なくすむ

④耐久性結露による木材の腐朽や建材の劣化を防げる

 

4つの特徴から、省エネ住宅はストレスなく、とても快適に住める家であることが分かります。

 

住宅における3つの省エネ性能

省エネ住宅は「気密」「断熱」「日射遮蔽」の3つがそろって家庭の使用エネルギー量を効率的に削減できます。

それぞれの性能を1つずつ詳しく解説していきます。

 

【気密】

隙間が空いていると外気の暖かい風や冷気が家の中に入り込み、エアコンで調整した空気が逃げてしまいます。

すると、逃げた冷気や暖かい空気を元に戻そうと冷暖房機器に負担がかかり、エネルギー消費量が増えてしまうため気密性の高さが需要になります。

ただし、気密性能だけを強化すると空気がこもってしまうため、適度に換気しながら快適な気温を保てる家づくりが必要になるでしょう。

 

【断熱】

外の空気の寒さや暑さは、壁や窓を通して室内に伝わります。

省エネ住宅では、この熱の移動をなるべく減らすことで、少ないエネルギーで効率よく冷暖房を行えるようになります。

 

【日射遮蔽】

日射とは、太陽からの放射エネルギーのことです。

夏になると室温が上がる原因は、外部からの日射熱になります。

この室内の日射量を抑える性能を日射遮蔽性能と呼びます。

日射遮蔽は、日射量が低いほど省エネ性能に優れています。

 

省エネ住宅の性能基準

省エネ住宅の性能基準は、法令によって定められた「住宅の省エネルギー基準」が適用されています。

性能基準は「外皮基準」と「一次エネルギー消費量基準」の2つです。

 

外皮基準一次エネルギー消費量基準
外皮平均熱貫流率(UA値)

冷房気の平均日射熱取得率(ηAC)

暖冷房

換気

照明

給湯

再生可能エネルギー(太陽光発電など)

 

それぞれの性能基準について解説していきます。

 

【外皮基準】

外皮とは、屋根、天井、壁、窓、床や床下など家全体を覆う部分のことです。

外皮性能の高さは、次の2つから評価されます。

 

外皮平均熱貫流率(UA値)冷房期の平均日射熱取得率(ηAC)
室内の熱が壁や窓を通してどのくらい室外へ逃げるかを外皮全体で平均した数値。

値が小さいほど断熱性能が高い

冷房期から室内に入ってくる日射量を抑える性能数値。

値が小さいほど日射が入りにくく、遮蔽性能が高い

 

外皮基準は、これらの数値が低いほど省エネルギー性能が高くなります。

 

一次エネルギー消費量基準

一次エネルギー消費量は、「冷暖房」「換気」「照明」「給湯」「その他設備機器」の5つのエネルギー消費量を合計して算出します。

太陽光発電設備や蓄電器など、エネルギー利用効率化設備のある場合は、エネルギー削減量として差し引くことができ、省エネ住宅は基準値以下になることが求められています。

また、省エネ基準は、日本全国を1~8区分に分け、地域区分ごとに基準値が定められています。

建築する場所によって基準値が異なるので注意しましょう。

 

省エネ住宅の種類

省エネ住宅には種類があります。

ここでは、次の5つの省エネ住宅について紹介します。

 

①ZEH住宅

②LCCM住宅

③長期優良住宅

④認定低炭素住宅

⑤スマートハウス

 

それぞれ1つずつ見ていきましょう。

 

①ZEH住宅

ZEHは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略語です。

ZEH住宅は、高断熱・省エネ・創エネによりエネルギーの収支をおおむねゼロにすることを目指す住宅です。

エネルギーの消費を太陽光発電などで自家発電し、まかなえるようにすることに重点をおいています。日中は発電した電気を使い、夜間は深夜電力を利用して光熱費を削減します。

 

②LCCM住宅

LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅は、省エネで環境性能に優れた住宅のことです。

建設時から家の解体までの間で二酸化炭素を抑制し、太陽光などの創エネルギーにより住宅のライフサイクル全体を通して、二酸化炭素の排出収支をマイナスにする住まいです。

LCCM住宅は、ZEH基準・長期優良住宅・LCCM住宅基準を全て満たしており、国の最終目標となっています。

 

③長期優良住宅

長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が与えられた、優良な住宅のことです。

主に劣化対策・耐震性・メンテナンスやリフォームのしやすさなどの基準をクリアした住宅であり、機能面や節税に優れています。

 

④認定低炭素住宅

認定低炭素住宅は、二酸化炭素の排出を抑えるための対策がとられた環境に優しい住宅です。

都市における低炭素化を促進し、サスティナブルな社会の実現を目指すことが目的とされています。

さまざまな省エネ条件をクリアした住宅が認定低炭素住宅となります。

高断熱性があり、年中快適に過ごせるのはもちろん、光熱費などのランニングコストが抑えられる住宅です。

 

⑤スマートハウス

スマートハウスは、ITを用いて家庭内の設備や家電を制御し、消費量を最適にコントロールする住宅です。

例えば、家にいなくても遠隔操作でエアコンのスイッチのオンオフが可能なので、家に着く頃にはぽかぽかひんやりな暮しができたり、職場を出る直前にスマホでお風呂を沸かして、帰宅後すぐお風呂に入れたりなどが可能になります。

HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)で家電の使用料や稼働状況を可視化できるほか、太陽光発電システムで自家発電が可能です。

蓄電池とEV車、Ⅴ2Hシステムで電気代を0円にすることが可能な住宅です。

 

 

<省エネ住宅だとお得に建てられる>

 

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省エネ住宅は、一般的な住宅と比べて省エネ性能が高いため建築コストが掛かりますが、一定の基準を満たせば国や自治体から補助を受けられます。

ここからは、省エネ住宅に関する補助金や給付金、減税の優遇制度について詳しく解説していきます。

 

省エネ住宅の補助金・給付金

省エネ住宅の補助金・給付金を行っているものを表にまとめました。

補助金・給付金名内容
ZEH補助金制度建築コストの一部補助あり
住宅省エネキャンペーン

 

2023年に行われていた住宅省エネキャンペーンが2024年も継続される
地域型住宅グリーン化事業補助金

 

国土交通省が認めたグループが建てる省エネルギー性や耐久性に優れた木造住宅に対して補助金が交付される
自治体の補助金新築住宅や改修工事では、各自治体から補助金がある場合あり。

各自治体に問い合わせが必要

省エネ住宅の補助金や給付金は年度ごとに変わったり、締め切りがあるもの、また先着順だったりとそれぞれ申請に差があります。

ハウスメーカーと相談し、スケジュールを上手く組んで申請して行きましょう。

 

省エネ住宅の減税等の優遇制度

省エネ住宅は国の補助金だけではなく、減税制度や住宅ローンの金利優遇などの優遇措置もあります。

減税金利の優遇
所得税・住民税の軽減

固定資産税の軽減

不動産取得税の軽減

登録免許税の軽減

フラット35S
借り入れ時の金利が返済完了まで変わらない全期間固定金利型の住宅ローン。」

フラット35Sはフラット35の利用者が長期優良住宅やZEH住宅などの省エネ住宅を取得する場合に一定期間金利が下げられる優遇措置である。

 

 

<徳島で省エネ住宅を建てるポイント>

 

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実際に徳島で省エネ住宅を建てる場合の性能基準やポイントについて詳しく解説していきます。

 

徳島県の省エネ基準地域区分

省エネ基準で定める値は、日本全国を8地域に分けて各地域によって基準の数値が決まっています。

日本は縦に細長く、各地域で気候も違うため、それぞれに最適な基準が設けられています。

その中で、徳島県は地域区分6に属しています。

 

<断熱性能のために国が定めた地域区分ごとのUA値>

基準UA値6地域
建築物省エネ基準0.87
ZEH(ゼッチ)0.6
HEAT20 G1グレード0.56
HEAT20 G2グレード0.46
HEAT20 G3グレード0.26

HEAT20は「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」とう民間団体です。

この団体が断熱性能を提案している基準がHEAT20 G1/2/3グレードとなります。

UA値が低いほど断熱性能が高くなります。

 

徳島で家を建てる時に必要な性能基準とは

徳島県は、日照時間が全国6位と長く、雨が比較的少ない傾向です。

台風などの影響をあまり受ける地域ではありませんが、湿気が高い地域でもあります。

よって、温暖な気候なので夏の暑さ対策は不可欠になります。

 

しかし、山も多く、地域によっては冬も寒いため、家を徳島のどこに建てるかによって性能を考える必要があるでしょう。

日照時間の長さを活かし、太陽エネルギーを利用した省エネ住宅もおすすめです。

太陽光発電や太陽光を利用した給湯システムなど、効率よく発電できる創エネルギーはプラスポイントになるでしょう。

 

 

<省エネ住宅を検討する方はヤマジホームでご相談ください>

今回は、徳島で省エネ住宅に関心のある方に向け、省エネ住宅についての概要や補助金などの解説をしました。

ヤマジホームは地域に密着した家づくり、住んでから満足する省エネ住宅の家づくりのお手伝いをいたします。

徳島に特化した工務店のプロが、お客様の住みやすい省エネ住宅の家づくりのお手伝いをいたしますので、希望される方はぜひお気軽にご相談ください。